body 身体

オイルプリング〜ココナッツオイルで口腔ケア

私が普段から取り入れているセルフケアの、舌のクリーニングや鼻うがいなどは、アーユルヴェーダの療法が元となっています。ご存知の方も多いと思いますが、アーユルヴェーダとはサンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学、理ことわり)を合わせた言葉で、インド、スリランカ地方発祥の伝統的統合医療です。

ヨガ的理論とも密接につながっていて、日々の生活に少しずつ取り入れて効果を感じていましたが、最近、同じくアーユルヴェーダを元とするオイルプリングを始めてみました。友人からタイのお土産でオーガニックのココナッツオイルをいただいたのと、ちょうど一本だけ残っていた親知らず付近の歯茎が疼き出したのがきっかけです。

オイルプリング(oil pulling)とは簡単に言えば「オイルで(口内の不要物を)引き離す」と言ったもの。口内細菌をオイルで絡め取り、歯垢(プラーク)も浮き上がってきて、オイルプリングの後に歯を磨くとよりすっきりと感じられます。自然なホワイトニング効果もあるとのことですが、これはプラークが取れやすくなるからかもしれませんね。難点としては、オイルをしばらく口に含んでいないと効果がないので、その間の行動が制限されるということでしょうか😅 慣れてきたのでストレッチしながら、とか、読み物をしながらなどと、ながら時間を過ごすようにして気にならなくなってきました。

私はオイルの小瓶にエッセンシャルオイルを数滴入れたものを、大さじ1杯程度口に含んで10分ほどマウスウォッシュを使うときのようにクチュクチュとしておきます。時間になったらオイルを口から吐き出します。口内でとろみを感じるオイルが、だんだんサラサラとしてくるのは唾液の消化作用もあるのかな?エッセンシャルオイルは、ティーツリーやペパーミント、ユーカリなど抗菌作用、抗炎症作用を持つものを1、2種類入れ、使い切ったらまた別のものを試したりと変化も楽しんでいます。
オイルはお好みで、ごま油やオリーブオイルなど他の植物性のものでも使えるそうです。興味がありましたら、お試しくださいね🎶

body 身体

セルフツボ押し<百会>

百会(ひゃくえ)は、頭のてっぺん、頭頂にあるツボです。文字が表すように、多くの経絡(ツボが通る道のようなもの)が交差すると考えられていて、自律神経を整え、ストレス緩和&リラックスに、頭をスッキリさせて集中しやすくしたり、頭痛、耳鳴り、鼻詰まりなどに効果があるとされています。

うさぎのポーズのバリエーション形で百会を押してみましょう。

#1 つま先を重ねないように後ろに揃えて正座をする

#2 膝の外側に肘を付き、前腕から手のひらまでを床に置く

#3 手で床を押さえるようにしながらお尻をゆっくり上げていき、頭頂は両手の間に置くようにする

#4 おへそを背中側に引き込み、肩甲骨の間の背骨を天井に向けて上げるように意識しながら、百会が床で押されている(注)のを感じます

#5 自然な呼吸を続け、十分と感じればゆっくりお尻をかかと側に戻し、額を床に置いて数呼吸体を休めてから、体を起こします 

首に重みをかけすぎると痛める場合があるので気をつけてください。手のひらや体幹を使って体重を分散して支えるように意識しながら、頭頂を床に当てるように意識しましょう。

body 身体

かかと上げ

家の中や、職場、電車の中など、場所を取らずに思いついた時に簡単にできる動きです。
ふくらはぎの筋肉のポンプ作用を使って血流を促進し、下半身のむくみ解消や、冷えを防いで抵抗力アップの効果も期待できます。

#1 壁に向かって立ち、指先は軽く壁に触れるようにします。

#2 おへそを引き入れ、反り腰にならないよう仙骨は真っ直ぐ床に向けるよう意識します。

#3 壁にある指先で軽くサポートしながら、両かかとを床から高く浮かせます。爪先だけではなく、足裏の爪先付け根のふくらみに体重を乗せるように意識します。

#4 目線を落とさないようにぼんやりと前を見ながら、かかとをゆっくり上下に動かし、ふくらはぎの筋肉が使われているのを感じます。

 

 

#5 同様の動きをスピード変えて行います。かかとを床にトントンと素早く小刻みに10〜20回程度行い、その後もう一度#4のゆっくりの動きを5〜10回程度行います。

 

 

足の裏全体を意識して使えるようになると、脚の使い方の矯正にもなり、ヨガの際の各ポーズがとても安定します。爪先ひとつひとつを床の上に拡げるようにし、母趾球(足の親指の根元の丸くなった部分)と子趾球(足の小指の根元の丸くなった部分)で床を押すようにしながら行ってみてください。