body 身体, information 告知, mind ヨガ的哲学

2024年1月のオンラインレッスン

各回、シンガポール時間10:15am /日本時間11:15am開始です。

 

気持ちが落ち込んでいたり辛い状態の時に、体調を崩して「踏んだり蹴ったり😭」という気分になることは、ご自身で体験された方や、周辺などで見聞きしたことがある方は少なくはないかと思います。また、活力に溢れて元気一杯💪という状況の時には、そうでない時に比べて、何か困ったことがあっても立ち向かって行きやすいのではないでしょうか。心と身体の繋がりというのは、多くの方が経験的に確かにあると同意してくださるのではと思います。

日々の積み重ねによる体のしなやかさや筋力は、単に健康に過ごすというだけではなく、人生を歩んでいく上でもかなりの強みとなります。身体的に足腰がしっかりしていると生きる際の歩みもより確かになるように、柔軟な身体でいると物事に対してもゆるく躱(かわ)していけることがあるように感じるのです。
実際に、精神的に不安定な時にはバランスポーズがぐらつく方は多いですし、あまりヨガをやりこんでいない方でも感情が落ち着いているとポーズの安定性が高いということもしばしば目にしてきました。

実感するまでに少し時間がかかる方もいらっしゃいますが、身体を使い、身体に目を向け続けていると必ず違いが感じられるようになります。この喜びをもっともっと伝えていきたいと願っています。

対面でのプライベートレッスンでは、より細かく身体の使い方、意識の向け方などをお伝えしています。ご興味のある方はトライアルレッスンをお試しください🤲

 

 

mind ヨガ的哲学

スワスティカ(吉祥印)

先日、小学生のお子さんをお持ちの方と話していて、お寺の地図記号の話題になりました。いわゆる卍のマーク(まんじ)なのですが、ぱっと見、ナチスの鉤十字に見えるのでちょっとギョッとする、というような話でした。
確かに、西洋の方達にとっては特にその印象が強く、ネガティブな反応をされることはよくあるように思います。その方は海外生活が長いこともあり、西洋的なものの見方が身近にあるのだろうと納得しました。

私の場合は、はるか昔 社会科の授業で地図記号として習った際に、当時の先生が「仏教と関わりがあるしるしだから、お寺の地図記号はこれ」と説明され、私の中に他の知識がなかったこともあり、すんなりとそういうもの、と意識に入っていったように思います。
その後、ヨガが自分の生活の一部になるにつれ、ヒンドゥー教におけるまんじ卐(←手?の向きが反対のこの形)が私にとってはより身近なものとなりました。このマークは、サンスクリットではスワスティカ(swastika)と呼び、吉祥印とされています。語源は、英語ではwell beingと訳され、幸せとか健康(=良い状態)という意味のサンスクリット swastikです。実際にインドやネパールを旅行していると、寺院の周辺だけではなく、列車の窓から見える小屋の壁や、なんとなく歩いている街中の建物などに描いてあったりと、あちこちで目にする一般的なものでした。

インド周辺で私がよく目にしたタイプのスワスティカ。朱色で描かれていることも多かったです

日本語版Wikipediaで卍(まんじ)という項目を見ると、「最も古いと知られている卍はウクライナのメジネで発見された、旧石器時代の紀元前1万年に象牙で掘られた鳥の置物での複雑な蛇行パターンの一部」「ヨーロッパでは新石器時代から似たような記号が使われており、最も古典的で普遍的な文様の一つ」とありました。
まんじのマーク自体は世界中で見られ、ネイティブアメリカンの文化やアフリカ各地においても日用品や窓の装飾などにも使われているようです。日本では家紋としても使われているようですね。シンプルな形で、誰でもバランスよく模倣できますし、おそらくいろいろな場所で同時多発的に使われていたものなのかなと個人的には考えています。

どの文化に属しているか、身近であるかなどによって、捉え方や見え方が違う、ということは、このマークに限らず実はたくさんあるのだろうな、などど脱線しつつ、考えさせられました。できるだけ多角的に、俯瞰的に、物事を見ることができるようにありたいです。😌(まだまだ修行中。。)🧘‍♀️

全ての人が、いのちが、健康で幸せにありますように🙏 

 

(という願いはありつつ、雑食のワタシ…)

body 身体, mind ヨガ的哲学

爪先を骨折しました。。(*_*)

思いがけず、ヨガとは無関係のアクシデントで左第二趾の骨が欠けてしまいました😅

足裏は体重を支えるために、指先や背中などと比べるとずっと鈍感にできているのですが、爪先は足裏よりは繊細で、その瞬間はさすがにものすごーく痛くて、いい大人ですが本気で涙してしまいました。心頭滅却し、ただ痛みを客観的にとらえるだけ🕉、というのが出来れば良かったのですが、咄嗟の際、脳の反応は完全に痛みに持っていかれてしまい、道のりは長い。。🧘‍♀️

痛めた際の基本的な応急措置として、冷やす、血が集まり過ぎないように患部を心臓より上にして休む、などを行いましたが、みるみる腫れていく爪先。ちなみにこの処置は、筋を伸ばし過ぎたり捻ったりしてしまった際にも使えます。ぎっくり腰の際は患部を心臓より上に、というのは難しいですが、冷やすのは有効です。冷やしすぎると別の問題が出る場合もありますので、連続して冷やすのは15〜20分程度を上限に、冷え過ぎて感覚が無くなったりしたら休止しましょう☝️

興味深かったのは、その日の夜、患部と同じ左側の首筋がズーンと痛重く感じられたこと。ああ、繋がっているんだなーと実感されました。←ハラアーサナ(鋤のポーズ)を行なって、背中や首筋を伸ばし、緩和させました。

アクシデントがあったのは夕方で、次の日の朝、患部は腫れたまま赤紫に。子供の頃に空手的なものをやっていて爪先を何度も痛めている夫は、ほっとけばそのうち治る、大丈夫👍と言っていました💦が、一応商売道具の体なので、病院へ行くことに。with コロナの今、目的の窓口にたどり着くまで、幾つものチェックポイントがありましたが、通院を控えている方も多いのか、待ち時間自体は覚悟していたほどではなく比較的スムーズでした。

写真はレントゲン台と待合室の床でのもの。全治2ヶ月、腫れが完全に引くまでは6ヶ月程度という診断に驚いてしまい、レントゲン写真は撮り忘れてしまいました。次の診察の時に覚えていたら撮ってこようと思っています。

まいったなー。。とは思いましたが、松葉杖などがなくてもなんとか歩けますし、当地は毎日どこへ行くにもビーサンok、個人としての練習ではできないポーズなどもあり工夫が必要なものの、ヨガ指導自体は問題なく続けることができるので、まあ不幸中の幸いと、今は落ち着いております。

私の脚はややX脚気味で足の内側に重心を傾けがちなのですが、患部が第二趾なのでそちらに体重をかけることがしにくくなっていて、足の外側を意識的に使う練習になり、うまいことそちらの筋肉が発達してくれたらいいかも、なんてふうにも考えています。まさに怪我の功名というモノですね。
なお、O脚の方の場合は足の小指側、外側に体重をかける癖があり、そのため腿の外側が発達、ハムストリングスがあまり使われずに硬い、というようなケースがみられます。その場合は、上記の私とは逆に、足の内側、親指側のアーチを意識的に使うと矯正になります。

日本での修行時代の恩師、千能先生が「痛めたりした時も飯の種になるので、いいわよー♪」的なことを仰っていたのを思い出しました。久しぶりに分かりやすく痛めた体(ちょっとした筋痛めなどはちょこちょこあるのでカウントしてません😆)、しっかり観察し、今後にさらに活かしてまいります。🙏

と言うわけで、このアクシデント後に初めて私とレッスンでご一緒する際にはびっくりされるかも知れませんが、私自身はいつも通り、参加される方だけをしっかり見て、レッスン毎に何かしらを感じ、持ち帰っていただけるように指導いたします。どうぞよろしくお願いいたします!🙇🏻‍♀️