ご存知の通りヨガはインド発祥のもので、用語の多くはサンスクリット語です。
現状、日本やシンガポールを含む多くの地域では様々なポーズをとることが「ヨガ」と呼ばれていますが、それはヨガのほんの一部で、正しくはヨガの方法でのポーズ、体位のことを「アーサナ」といいます。(例:ブジャンガ アーサナ(bhujanga asana)→コブラのポーズ、ハラ アーサナ(hala asana)→鋤のポーズ など)
アーサナは、日本語では「座位」と直訳でき、真理・神に近づく(これが本来のヨガの主たる目的とされています)ための準備段階のうちの一つとされています。長時間座って瞑想していられるような強い体を、アーサナにより作っていこうというアプローチなんですね。
正しい *呼吸* とともにおこなって初めて ヨガのポーズ としてのアーサナになります。ただポーズをとるだけでも、ストレッチや筋力をつけるなどといった効果はありますが、呼吸と体の連動を意識しつつ行うと、より深いところまで効いたり、呼吸によってさらに緩める、伸ばすといった体のコントロールをすることができたり、鎮まって行く自分に気がつけたりと、一般的なエクササイズとは一味違う効果も感じられるようになって、ますますヨガが面白くなってくるかと思います。