mind ヨガ的哲学

ヨガの語源、意味など(ほんのサワリ)

ヨガ(yoga, オリジナルに近い表記、発音は「yog, ヨーグ」ですが、ここでは一般的によく使われる「ヨガ」に統一します)の語源は、サンスクリット語のユジュ(yuj)であるとされています。この単語は英語では unite や join と訳され、「結ぶ」「繋ぐ」といった意味を持ち、「馬に馬具をつける」といった意味もあるそうです。

ヨガとは、ただポーズをとるのではなく、一見アクロバティックに見えるポーズ(アーサナ)をしていくなかで、身体と呼吸を制御して自分自身を正しくコントロールしていくことです。
感情に流されているときって「どうすればいいのかわからない」、「自分で自分をうまく扱えない」といった状態ですよね。ヨガはその対極にあり、アーサナにより身体と呼吸のコントロールを繰り返すことで、暴れ馬のような心/感情の手綱をしっかりと持って自己の下に置く練習にもなります。

それぞれの方の奥深く、ただそこにある「本当の自分」には、ヨガの世界で「真我/アートマン(atoman)」という名がついています。私はこれを「芯/コア」と呼んでいます。私自身、気持ちが不安定な時にも少し体を動かしてみると、もやもやフワフワとしていた感情が凪いで、小さくても変わりなくある、自分の軸のようなものを感じられる経験を何度もしています。ちょっと抽象的な言い方になってしまいましたが、もっとあっさり単純にすると、「悩みがあったり落ち込んでいる時も、シンプルに正しく体を動かしたら、すっきりしたよ!」と言えるかと思います。

「本当の自分」を見つめ続けていくと、やがて「ブラーマン(blahman)」やparamatmanと呼ばれる「宇宙の真理」「不変のもの」「神」との結びつき、調和を見いだすことが出来るとされています。
「神」などど言うと仰々しく感じる方もいるかと思いますが、これはプラーナと同じように「誰の中にも、どこにでも、なににでも」あるものなんだそうです。

あなたの「芯」はどこに繋がっていますか?