body 身体, breath 呼吸

ヨガ用語 2 プラーナ

プラーナ(prana)とは、簡単に言うと「気」です。宇宙の森羅万象を動かす根本的なエネルギーのことで、あらゆるもの、あらゆる生命体の内にあるものとされています。現代科学では、人もモノも宇宙も全て「分子」で構成されているということですので、言葉が違うだけであながちものすごく怪しげな(カルト的、呪術的な?)ことを言っているわけでもないんですね。むしろ、ヨガの起源は5000年ほど前に遡るとされているので、その頃からこんなことがわかっていたとすればスゴイことなのかも。

正しくアーサナをおこなうと、大気中にあるプラーナを自身の身体に取り入れることができるとされ、プラーナで満ちた身体は生命力にあふれています。ケガや病気なども、きちんとヨガな生活をしていると早く治りやすいように感じます。
以前は年に1-2回は扁桃腺がやられ寝込んでいた私も、ヨガを始めてから随分と元気です。廻りが良くなるので、お酒には弱くなりましたが…

正しい呼吸とともにヨガの方法で身体を動かすと、気の流れや血行が良くなり、様々な症状に対してセルフケアが出来るようになります。また、普段から気の流れを良くしておくことで、心身ともにバランスの良い、快適な状態を維持できるようになります。

私はある程度身体が出来て(ヨガが身に付いて)からは、なかなか時間がとれずアーサナをしてない日が続くとどことなく身体の調子がおかしく感じられて、「アーサナしたい!」と身体が頭に言ってくるようになりました。それでも諸事情によりその声に従わずにいると体調は下降線、試しに少し身体を動かすと一気に軽くなるという経験を何度もしています。身体メンテナンスの道具や自らに出す処方箋としても、ヨガってなかなか「使える」んです。

毎日じゃなくても大丈夫。ご自分のペースで続けていてください。いつの日か、身体が(そして、その持ち主のご自身が)変わっていることに気が付きますよ❤